川越の「カフェパトリシア」(川越市脇田本町)が8月2日で3周年を迎えた。
2021年にオープンした同店。「カフェを通して、ローカルに新しい風を」をテーマに、コーヒーと食に加え、音楽やアートなどを融合させることを大切にしているという。店主は「川越コーヒーフェスティバル」を主催するコーヒーコーディネーターの高綱かやさん。これまでにも、靴磨き世界チャンピオンの長谷川裕也さん、ジャズシンガーのEmaさん、ショコラティエの世界チャンピオン・瀧島誠士さんなど、コーヒー以外の分野の著名人をゲストに呼び、コラボレーションイベントを多く開いてきた。
4月には、高綱さんが長年暮らしたアメリカでの食体験をベースに、アメリカ南部発祥のローカルフード「キューバサンド」と「バナナプディング」の専門店「リトルパトリシア」(連雀町)もオープン。「バナナプディングは、カスタードクリームとワッファーという軽いクッキーとバナナで作るアメリカ南部に伝わるスイーツ。ローカルに根ざしたスイーツとして生まれ変わらせたい」と高綱さん。「3年たって、いろいろなものが少しずつ見えてきた気がする。カフェは、コーヒーがあって、スイーツがあって、ほっと休める空間があれば満足なイメージかもしれないが、既存の概念を覆せるようなチャレンジを続け、その先の可能性を常に見据えて、目の前のリミットを超えていきたい」と話す。
8月4日は、今年の「フジロックフェスティバル」に出演したシンガーソングライターの「さらさ」さんをゲストに迎え、3周年アニバーサリーライブを開く。2021年の川越コーヒーフェスティバルのライブにもゲスト出演した縁で今回の出演が実現した。
今回の出演について、さらささんは「3周年を祝って、弾き語りライブを行う。今回は近い距離感でのライブなので、音楽を通して、繊細に対話するような時間になれば」と話す。高綱さんは「今まで何度もライブでパフォーマンスを拝見しているが、どんな空間でも一人一人の心に響く声と歌詞に感銘を受けた。出演は夢のよう」と話す。
ライブは2部入れ替え制。1部=16時30分~、2部=19時~(カフェ営業は15時まで)。チケットは、前売り=4,500円、当日=4,800円。要ドリンクオーダー。