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川越のPRキャラ決める「推しガール総選挙」 地元出身花村えい子さん作品

「推しガール総選挙」のポスターへの投票の様子

「推しガール総選挙」のポスターへの投票の様子

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 川越市出身の漫画家、花村えい子さんが生み出した16のキャラクターの中から、川越市民や川越市を訪れた人の投票で一番人気のキャラクターを決める「推しガール総選挙」が現在、開催されている。

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 花村さんは、少女漫画のパイオニアとして1959(昭和34)年にデビューして、2020年に亡くなるまで、「霧のなかの少女」「不機嫌家族」「落窪(おちくぼ)物語」「源氏物語」などの代表作を手がけ、日本漫画家協会の理事を長年務め、フランス国民美術協会の会員としてサロンの展覧会では3度受賞するなど、長きにわたり漫画界に貢献してきた。

 同イベントは、「令和6年度 川越市提案型協働事業」として採択され、花村さんのイラストで川越の名産品を世界へアピールし、川越出身の漫画家を広く知ってほしいという目的で企画した。16のキャラクターから「川越の顔」となるキャラクター一つを選んで市民や観光客に投票してもらい、選ばれたキャラクターは「小江戸川越○○ちゃん」として、川越市の魅力を国内外にアピールしていく。

 花村さんの作品を管理するアトリエえい子の井上由美子社長は「花村えい子は、少女漫画家を超えた川越自慢の文化人。数々の作品はもとより、残してくれた温かく優しく力強い言葉や、『花村えい子』という魅力的な存在そのものが美しい作品と共に今もなお、初々しく現代人の心を癒やしてくれている。川越を訪れる多くの方々に『花村えい子」を知っていただき、癒やされてほしい」と話す。「みんなで選び、育てる魅力的なキャラクター『小江戸川越◯◯ちゃん』が今後、川越の街をより一層盛り上げていきながら、花村えい子の存在を国内外にアピールしてくれるよう、心より願っている」とも。

 投票は、協力店や商店街、川越市役所などに設置された投票ボードにシールを貼るか、「広報川越」やポスター記載のQRコードから投票フォームにアクセスして投票する。「#花村えい子」「#川越推しガール総選挙」の2つのハッシュタグを付けて、どのキャラクターに投票したかをSNSで投稿すると、抽選でオリジナルグッズが当たる。

 結果は9月中旬に発表。1位に選ばれたキャラクターは「小江戸川越◯◯ちゃん」として、川越で商売などをしている人に許可制でイラストを無償提供。販売促進やパッケージなどに利用できるようにする。

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