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元プロレスラー小橋建太さん、川越・尚美学園大学で特別講義 昨年度に続き

青春の握りこぶしを披露する小橋さん

青春の握りこぶしを披露する小橋さん

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 川越の尚美学園大学(川越市豊田町)で4月20日、「剛腕」の名で知られる元プロレスラーの小橋建太さんが特別講義を行った。

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 全日本プロレス王座やプロレス大賞など、現役時代に多くの賞を受賞した小橋さん。現在では小児がん患者の子どもと家族を支援する「がんの子どもを守る会」の支援活動や、厚生労働省の「知って、肝炎プロジェクト」のスペシャルサポーターを行うなど、幅広い分野で活動している。昨年度から同大学総合政策学部ライフマネジメント学科講師に就任し、同学科学生を対象に講義やトレーニングの実技指導などを行っている。

 新1年生200人を対象とした同講義で小橋さんは、冒頭「一生懸命に話すので一生懸命に聞いてほしい。前向きな人はさらに前向きに、後ろ向きな人でも前向きになるきっかけになるような話をたくさんしていきたい」とあいさつした。

 下積み時代、現役時代などの話を通じて、「努力は才能がなくてもできること。現状を変えるためにはまず行動を起こすことが大切」「何事も毎日の積み重ねが大切。今日明日だけ練習をしたからといって上達はしない。毎日の積み重ねが自信につながる」と、努力をすることの大切さを語った。肝臓がんからの復帰については、「がんで入院したとき、医師からはプロレスを引退するように言われていた。がんを患ってプロレスへ復帰したという前例がなかったので不安だったが、それでもプロレスへの思いが強かったので手探りでリハビリやトレーニング、健康管理を行った」と話し、「そうしてリングへまた立てるようになった。あの時諦めていたら後悔していたと思う。やらないで後悔するよりはやって後悔するべきだ」と学生へメッセージを送った。

 終盤、小橋さんは「人生はいつでも青春である。年齢に関係なく生きる意味を見つけることが一番大切」と話し、「70歳になっても青春していたい。自分の子どもに背中を見せて育てていきたい」と自身の目標を語った。講義終了後は学生向けて「青春の握りこぶし」を作り、「行くぞ」と大きな声で掛け声を掛けてエールを送った。

 「昨年に引き続き講師を担当できて光栄。昨年トレーニング指導を担当した学生が講義終了後に会いに来てくれたのがうれしかった。熱心な学生が多く、自分にとっても収穫の多い講義だった」と講義の感想を語った。本年度のカリキュラムについては「体を動かすことが苦手な人でも毎日続けられるようなトレーニングを伝授していきたい」と意気込みを語る。

 小橋さんは6月14日に後楽園ホール(東京都文京区)で行われる「Fortune Dream 3」でトークを予定。チケットは、S席=7,500円、A席=5,500円、B席=4,500円、小中高生=1,500円(前売り券は各500円引き)。

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