川越プリンスホテル(川越市新富町1)のレストラン「和食 むさし野」で6月14日から、天然水の氷を使ったかき氷の提供が始まる。
同店では昨年の夏から提供を始めたかき氷。昨年に引き続き、宮下製氷冷蔵(長野県飯田市)の中央アルプス系深層天然水の高純度の氷を使い、薄く削って「エアリーな食感にこだわった」という。「河越抹茶」「さつま芋&ほうじ茶」「いちご」の3種のフレーバーに加え、今年は「川越はちみつ&レモン」「信州ぶどう」「信州トマト」が仲間入りした。
「川越はちみつ&レモン」は、川越で採取された蜂蜜にレモンを漬け込み仕上げたシロップを使い、フリーズドライしたレモンを添える。別添えの蜂蜜を追いがけすることで、蜂蜜の香りを「存分に楽しめる」という。「信州ぶどう」は、信州で採れた大粒の黒ブドウ「ナガノパープル」を使ったシロップ。糖度の高さ、香り、味わいを生かした味に仕上げた。「信州トマト」は、信州で採れたトマトを使い、口に入れると「フルーティーな甘さ」が広がるという変わり種のシロップ。砂糖とレモンでコンポートしたミニトマトで彩りを添える。7月6日から始まる、小江戸の涼を感じる観光スポットを人力車で巡る宿泊プラン「小江戸夏旅 ~宵の人力車とかき氷で夕涼み~」の中にも目玉として登場する。
同店調理担当で、「川越はちみつ&レモン」を考案した櫻井嵩大さんは、川越産の蜂蜜を使った理由について、「地元の方にも親しんでもらいながら、観光客の皆さまには、川越産の蜂蜜があることを知っていただくきっかけになればと考えた」と振り返る。「私たちのかき氷が観光の良い思い出の一ページになるよう心を込めて開発した」とも。
価格は各1,500円。別途サービス料(13%)がかかる。9月30日まで。