「埼玉県新たな地域クラブ活動実証事業」にJTB川越支店(川越市脇田本町)とCOEDO KAWAGOE F.C(元町2)の共同事業が採択され、8月28日、事業内容が発表された。
同事業は、地域クラブ活動を段階的に整備・充実することにより、中学校の部活動や習い事に加えて、子ども子どもたちが多様なスポーツ・文化芸術活動を自ら選択できる環境整備を進めるのが目的。
実証事業を行う中学校については、川越市教育委員会と協議の上、選定し、市内2校に対して、COEDO KAWAGOE F.C所属選手等によるサッカーを中心とした指導を行う。一校は「競技力向上を目的とした指導、ドローンやスマートコーチ等を取り入れた指導」、もう一校は「部員・指導者の確保が難しい中学校の生徒に対し、地域クラブ活動の機会提供」を予定している。
同クラブ代表の有田和生さんは「公募にあたり、生徒数の減少に伴うサッカー部など団体スポーツの運営存続が困難であること、先生への負担など、部活動にまつわる現状課題を知る機会を頂いた。JTB 川越支店とともに、部活動における競技力向上の側面に加え、生徒の皆さんが楽しめる環境を作るという地域のスポーツ環境、文化作りに寄与したい」と今回のプロジェクトへの意気込みを見せる。
同支店の高木訓之さんは「自治体、学校関係者、専門家の方の意見を参考にしながら、COEDO KAWAGOE F.Cとともに、スポーツを通じて学校や地域を支える存在になれるように努めていく」と話す。