埼玉県ふじみ野市の和食居酒屋「絆」(ふじみ野市上福岡1)が3月6日、日本テレビで放映された「和食ワールドグランプリ」で優勝し話題になっている。
同番組では外国人の和食料理人4人が出演し、「海鮮」をテーマに和食の技術を競った。優勝したのはスリランカ出身のドゥシャンタ・ラビンダさん。番組では長崎産のブリを使ったブリ大根を振る舞い、審査員の服部幸應さんからその和食の技術をたたえられた。
「優勝できるとは思わなかったので、とてもうれしい」と、ラビンダさんは優勝の喜びを語る。ラビンダさんは23歳の時に来日。その後10年以上日本料理店で修業を積み、2013年に同店を開いた。「外国人が経営する日本料理店というのは近寄りがたく感じられるのか、最初はなかなか客足が伸びずに苦しい時期もあった」と、開店当初を振り返る。「そうした時期を経験しているからこそ、今回の優勝は本当にうれしい。今まで来店してくださったお客さまの応援がなければ今日までやってこられなかった。本当にありがたい」と話す。
番組の放映後は地元客だけでなく、東京や千葉から来店する客も増えたという。「店に来てくれるお客さん一人ひとりを大事にして、良い料理とサービスを提供する店にしていきたい。ぜひ一度は食べに来てほしい」と呼び掛ける。
営業時間はランチタイム=11時30分~14時、ディナータイム=17時~23時。