蓮馨寺(川越市連雀町)で10月22日、フラワーフェスティバル「はなばたけのはじまり」が開かれ、植物・園芸好きな人々や親子連れなどでにぎわった。
爽やかな秋晴れとなった当日、甘い香りがただようキンモクセイの大木と、赤や黄色に色づいた木々に囲まれた蓮馨寺に多くの参拝客が訪れた。花苗や生花などを販売する生産者や、花をモチーフにした雑貨・小物を販売する出店者が思い思いに装飾を施したブースが並ぶ「フラワーガーデン」には、参拝帰りに足を止める人の姿も見られた。
販売のほか、寄せ植えやドライフラワーを使ったアレンジメントのワークショップやマジックショーなども行われ、大人から子どもまで土や植物に触れるなどしてイベントを楽しんだ。
初出店したコチョウラン専門の生産者「ふじみ野ラン園(大澤洋蘭園)」取締役の大澤菜穂子さんは「お客さまとたくさん話し、質問も多く頂いた。コチョウランは白だけだと思っていて、色、柄、形、大きさなどさまざまあることに驚く方も。『コチョウランは育てるのが難しいと思っていたが実は簡単で丈夫』ということが分かり、花芽が出ている株にチャレンジする方もいてうれしかった」と話す。「他の出店者との交流も楽しく、次回へのアイデアが湧いた」と笑顔を見せる。
イベント事務局の田中陽子さんは「今回はワークショップ開催店が多く、楽しみながら会場を回ってもらうことができた。生産者の花が境内を彩り、皆さん感激していた。県外からの来場者も多く、『このイベントのために来た』方も多かった。小学生対象の寄せ植え教室では、みんな笑顔で『かわいい』と喜んで、大切に持ち帰る姿がうれしかった」と話す。
次回開催は来年1月22日。