西武新宿線本川越駅(川越市新富町1)の西口が2月20日に開通した。
同日10時より本川越駅周辺地区整備事業完成記念式典が開催され、元地権者へ感謝状が贈られた。11時にはテープカットを行い、11時10分に供用を開始した。
これまで本川越駅は東側にしか出口がなく、西側300メートルの位置にある東武東上線川越市駅との乗り換えには11分かかっていた。2001年から15年かけた用地取得によって駅前広場と直線道路が設置され、5分で乗り換えができるようになった。併せて従来の東口は「蔵のまち口(東口)」と命名された。
西武鉄道の若林久社長は式典のあいさつで「西武鉄道にとって川越は重要観光エリアの一つだが、回遊性が課題だった。4月上旬の本川越ペペのリニューアルのあと、本川越駅構内もリニューアルを検討している。蔵の街に一番近い駅として国内外の観光客にとって魅力的な駅にしたい」と話した。