ヤオコー川越美術館(川越市氷川町)で4月19日・20日、10周年を記念したワークショップ「春のフラワーアレンジメント」が行われた。
ヤオコー川越美術館でワークショップ「春のフラワーアレンジメント」
新河岸川の桜並木に面し、川を挟んで氷川神社に接する同館は、ヤオコー創業120周年事業として2012(平成24)年3月に開館。建築家の伊東豊雄さんが設計し、洋画家の三栖右嗣の絵画に特化した展示を行うことから、三栖右嗣記念館とも呼ばれる。
同館スタッフの渡辺さく子さんは「三栖先生は、花の絵を好んで描いた。その花をイメージするものとして、フラワーアレンジメントのワークショップを10周年で企画した」と話す。
当日は初心者も、講師の谷川綾さんからアドバイスをもらいながら、花の位置やバランスを試行錯誤して作品作りに取り組んだ。谷川さんは「今回は、しだれ桜の下に咲く野の花をイメージした。野の花はそれぞれ違っていて良い。参加した人が楽しんでもらえればうれしい」と話す。
ワークショップ終了後、参加者はしだれ桜を描いた三栖右嗣の絵画の前で記念撮影を行い、ラウンジでのティータイムや美術館見学を楽しんだ。渡辺さんは「フラワーアレンジメントは、秋の展示替えに合わせて再度開きたい」と話す。