名入れカレンダーや名入れタオルなどを企画・製造・販売している五幸堂(川越市小室)が、4月13日、川越市市制施行100周年を記念し、まちづくりと地域活性化を支援するプロジェクトをクラウドファンディングで始めた。
同プロジェクトは「コロナの自粛生活の中、川越に来たくても来られない。100周年を感じたくても感じることができない」と言った声から「記念タオル、カレンダーを作って、地元川越の人をはじめ、全国の川越ファンに届けよう。川越市100周年がみんなの心に刻まれるように、次の世代の川越につながるように、地域や世代を超えた懸け橋になろう」という思いで立ち上げたという。
同社の上原さんは「この地域に恩返しがしたい。共に祝福してくれる仲間に、私たちの手で、私たちが作った記念タオル、カレンダーを届けることで、この祝福を分かち合い、この川越市100周年を記憶だけでなく形として未来に残したい」と話す。
同プロジェクトの支援金は、川越の象徴「時の鐘」がプリントされたタオル、川越城、蔵造りの町並み、時の鐘、旧埼玉りそな銀行、川越観光名所のシルエットが紺色でプリントされた手拭い、表紙に小江戸の千社札がプリントされたカレンダーの制作に充てる。
同プロジェクトはSDGsへの取り組みも行っており、支援金の売り上げの2.5%を「子ども・子育てに関する指定寄付」に、同じく2.5%を「市制施行100周年事業に関する指定寄付」に充てる。就労支援施設の人々に商品の梱包や加工を依頼しており、用意した記念品(タオル、バスタオル、カレンダー)は、リターン、販売終了後、川越市へ寄付する。
クラウドファンディングは5月22日まで。7月中旬~8月上旬にリターン(返礼品)の発送を始める。