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川越市市制施行100周年事業 オープニングイベントで池上彰さん講演など

川越市市制施行100周年事業オープニングイベントで講演する池上彰さん

川越市市制施行100周年事業オープニングイベントで講演する池上彰さん

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 川越市市制施行100周年事業オープニングイベントが1月22日、ウェスタ川越(川越市新宿町1)で開催され、池上彰さんによる講演会や川越鳶組合による「木やり」が行われた。主催は川越市市制施行 100 周年会議。

川越市市制施行100周年事業 オープニングイベントで池上彰さん講演など

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 1922(大正11)年12月1日、川越は県内で初めてとなる市制を施行し「川越市」が誕生した。江戸時代、城下町として栄えた川越は、舟運を利用した輸送によって江戸と強いつながりを持った。現代の川越まつりにおける山車行事も江戸文化の代表例。今では「小江戸」として多くの人に親しまれる川越市が2022年、市制施行100周年を迎えた。

 イベントでは、初めに川越鳶組合による「木やり」が行われた。木やりとは、元々は大勢の人が力を合わせて木材などを引っ張るなどするときに歌う作業歌。江戸時代、木やりは鳶(とび)職人の芸となり、祭礼のときに山車を引きながら歌うことから、祝い事にも歌われるようになった。

 川合善明川越市長はあいさつで、「オミクロン株の急激な拡大の中でなかなか先が見えないが、川越市市制100周年を、この木やりのように、皆さまと一緒に盛り上げていきたい」と話した。

 池上さんは「いままでの100年、これからの100年-祝川越市100周年」を演題に講演を行った。「子ども大学かわごえ」の客員教授として2009(平成21)年から子どもたちに教えることで川越と関わっていたエピソードを紹介し(現在は退任)、川越の歴史を世界の歴史につなげ、市民に向けて分かりやすく伝えた。

 川越市市制施行 100 周年会議では、今後も100周年事業の講演会を予定している。次回はノーベル物理学賞受賞者・梶田隆章さんの講演会を2月19日、ウェスタ川越で開催予定。

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