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川越「紅茶浪漫館シマ乃」、20年の歴史にいったん幕 現店長が継承へ

「紅茶浪漫館シマ乃」外観。吉田幸果(ゆきか)店長

「紅茶浪漫館シマ乃」外観。吉田幸果(ゆきか)店長

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 2002(平成14)年に「シマノコーヒー大正館」の2号店としてオープンした「紅茶浪漫館シマ乃」が12月19日、約20年の歴史に幕を閉じる。

紅茶浪漫館シマ乃

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 紅茶の専門店「紅茶浪漫館シマ乃」は、本格的な英国風ポット出し紅茶を提供する。オリジナルの浪漫ブレンド(600円)やクロテッドクリームが付いた英国式のスコーン(480円)、薄いスライスパンを使ったさまざまな種類のトーストメニューなどを取り扱う。店内には常連客の写真愛好家が撮影した写真を飾り、常連客が作った折り紙のクリスマス装飾も飾る。

 閉店に際し、店長の吉田幸果(ゆきか)さんは「あっという間だった」と振り返る。さらに「支えてくれる人たちがいての20年」と続ける。「ひとりで続けるには難しい。その時々でスタッフが巡り合わせで手伝ってくれた。いろんな人と触れ合えたことで店の営業を続けてこられた」と振り返る。リピーターも多く、閉店の知らせに「寂しい」「何とかならないか」という惜しむ声が客から届くという。

 現在のオーナーから店を引き継ぎ、12月30日に吉田さんの店としてリニューアルオープンすることが決まっている。店もメニューも変わらずに、店名を改め営業を始める。日本テーブルデザイナー協会認定講師の資格を持つ吉田さんは、自宅で「埼玉川越紅茶とテーブルコーディネート教室「coeur a coeur(クーラクー)」を開いている。いずれは新しい店でも講座を開きたいと考えているという。「今までと変わらずに、できるだけ手作りで、皆さんに紅茶の時間を楽しんでいただけるようにしていきたい」と吉田さんは話す。

 営業時間は11時~17時。土曜・日曜は18時まで。

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