埼玉県川越市の伝統工芸品「川越だるま」の張り子で仕上げた作品「豆鳥」をアレンジし、伝統工芸の風合いを感じさせる「ガチャガチャ版川越だるま」が完成した。
伝統工芸品「川越だるま」は明治時代に生まれ約100年の歴史があり、一時はその姿を見ることができなかったが、若手のだるま職人により復活。一つ一つ和紙を手張りで制作しているため、きれいな丸みではなく、少しボコボコしているのが特徴。「寿」の字で書かれた眉や張ったおでこ、穏やかな表情も川越だるまの魅力。
川越だるまとガチャガチャが融合することになったのは、Qualia(東京都豊島区)がインコをネタにしたガチャガチャを計画し、さまざまな作品を探している中で「川越だるま」職人の矢嶋美夏さんの張り子作品「豆鳥」に出合い、小川勇矢社長も埼玉出身であることから意気投合し企画が進行。その中で「『野鳥』のラインアップもかわいかったので第1弾として『野鳥だるま』を発売し、今回第2弾として『インコだるま』を発売することになった」という。
伝統工芸品「川越だるま」がガチャ化されたのは前回(第1弾)が初となる。ラインアップはワカケホンセイインコ、オカメインコ、ダルマインコ、ズグロシロハラインコ、コザクラインコ、セキセイインコ、ボタンインコの全7種。仕様としてはフィギュアの中に重しを内蔵し、だるまさながらの「起き上がりこぼし」の要素を再現している。
小川さんは「このような形で地元の作家さんとご一緒できて大変うれしい。コロンとしたインコがゆさゆさ揺れる様はまさに癒やし。インコの彩り豊かなラインアップでカラフルに飾って楽しんでもらえたら」と話す。
価格は1回200円。10月17日より順次、全国のガチャガチャ売り場で発売。