川越市で1月4日・5日の2日間、地元シルバーガイドによる「小江戸川越・七福神めぐり」ツアーが行われた。主催は公共財団法人川越市シルバー人材センター。
当日は地元のシルバーガイドの案内の下、JR川越駅東口から妙善寺(毘沙門天)、天然寺(寿老人)、喜多院(大黒天)、成田山(恵比寿天)、蓮馨寺(福禄寿神)、見立寺(布袋尊)、妙昌寺(弁財天)の7カ所を3時間かけて巡った。それぞれの寺院で七福神のいわれや建築物の特色などを説明。今年は徳川家康没後400年ということもあり、喜多院では徳川家康と川越藩についての説明も行うなど、川越に関する幅広い内容を網羅したツアーとなった。
川越市シルバーガイドの会会長の田代政則さんは「川越観光というと蔵づくりの街や菓子屋横丁などが注目されがちだが、この川越には70を超える寺社がある。川越は道も平たんで寺社巡りをするには最適なので、ぜひこの機会に寺社巡りの楽しさを知ってもらいたい」と語る。「春には桜の名所ツアー、夏には川越妖怪巡りを予定しているので、そちらもぜひたくさんの方に参加してもらいたい」とも。
ツアーに参加した女性客は「御朱印集めが趣味なのでよく寺社は巡っているが、七福神めぐりをしたのは初めて。ゆっくり巡っても半日程度で巡ることができそうなので、今度は友人を引き連れて一緒に巡りたい」と感想を話した。