埼玉県内最古の映画館「スカラ座」(川越市元町1)で12月19日から、映画「犬に名前をつける日」公開に併せてトークイベントが開かれる。
同作は、愛犬のゴールデン・レトリーバーを病気で亡くしたテレビディレクターの久野かなみ(小林聡美さん)が、犬の命をテーマにした映画を撮り始めるところから物語が始まる。飼い主がいないために殺処分される犬猫の現状を知り、福島の原発20キロ圏内に取り残された犬猫の姿を目の当たりにして大きなショックを受けた主人公。日本各地で犬猫の保護活動を行うさまざまな人々との出会いを通して犬と人、人と人とのつながりを描く。
上映期間中、同館では市内の保護猫カフェ「ねこかつ」とタイアップし、第2回上映後に有識者によるトークショー、講演を行う。登壇者は同作監督の山田あかね監督をはじめ、保護猫の里親探しボランティアを行っている東京都議の塩村あやか議員、NPOアニマルライツセンター代表の岡田千尋さん、ハナ動物病院院長・NPOゴールゼロ副代表の太田快作さん、「犬を殺すのはだれか(ペット流通の闇)」の著者で朝日新聞メディアラボ主査の太田匡彦さんなど。
同館で同作を見た人は映画の半券を提示することで、同市内の保護猫カフェ「ねこかつ」の入場料が平日半額になる。同作上映期間中は動物愛護の観点からリアルファーを着用しての入場が禁止になる。
トークイベントの開催時間は17時~18時。上映は今月25日まで。