川越で11月15日、朝鮮通信使が練り歩き、文化共生と国際交流をアピールするパレード「川越唐人揃い2015」が開かれる。
朝鮮通信使は江戸時代に朝鮮から派遣された使節で、国家間の外交だけでなく、学問や芸術などの文化交流も行われた。朝鮮通信使は江戸から日光の東照宮へ向かうために行列を作り歩いたため、川越を直接通過することはなかったが、川越の町人により1700年ごろの川越氷川祭礼(川越まつり)では朝鮮通信使の仮装行列「唐人揃い」が行われていた。
「川越唐人揃い」は今年で11回目。毎年11月に多文化共生・国際交流パレードとして華やかな民族衣装を身にまとった400人近くの通信使たちが蔵造りの街並みをパレードする。今年のパレードでは正使役としてソプラノ歌手の田月仙さんが参加する。
当日は蓮馨寺(川越市連雀町7)で開会式、交流会が開かれる。
開催時間は12時~15時30分。蔵造りの街でのパレードは12時30分~15時に行われる。