埼玉県川越市を舞台としたオリジナルTVアニメ「月がきれい」の放映が4月7日、始まった。監督は「蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ-」の岸誠二さん、脚本は「デジモンアドベンチャー tri.」の柿原優子さんが務め、アニメ制作会社は「だがしかし」などのfeel.、音楽制作をFlyingDogが手掛ける。
「思春期の恋愛をストレートに描く」というコンセプトと実在する街を舞台とする構想の下、1都3県の中から最有力候補の一つとして訪れた川越に魅力を感じ、舞台にすることにしたという。
主人公の安曇小太郎が熊野神社の「雀會」でおはやしをしているという設定から、熊野神社や大正浪漫通りなどの連雀町周辺や新河岸川べりなど。さまざまな川越の風景も多数登場する。
作中では、多くの人が共感の持てるリアルな中学時代の体験や心情が細やかに描かれている。中学3年生の主人公とヒロインを軸に、クラスメートや大人たちとの展開など、さまざまな人間模様が詰まった1年間をつづる。
プロデューサーの南健さんは「川越が舞台に決まり、何度も取材に行って『本当にいい街だなぁ』とわれわれも感じている。絵になる街並みにふさわしい、すてきな物語をつづっていきたいとスタッフ一同頑張っている」と意気込む。
各局の放映時間は、TOKYO MX=金曜0時~0時30分、毎日放送=日曜2時28分~2時58分。BS11が毎週月曜1時30分~2時。テレビ愛知は火曜2時5分~2時35分。ユーチューブのフライングドッグ公式アカウントでは最新話を各1週間限定で無料配信する。