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川越に「この時間カフェ」 コーヒー豆をひく体験型メニューも

「この時間カフェ」の外観

「この時間カフェ」の外観

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 「この時間カフェ」(川越市連雀町)がオープンして、11月1日で1カ月がたった。

川越「この時間カフェ」の写真

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 同店は、コーヒーミルを選んでもらうことから始まり、自身でコーヒー豆を約5分間ひく体験型のメニューを提供するなど、「この時間」を楽しんでもらうことをコンセプトにしたカフェ。他にも、紅茶や自家製のオリジナルジュースなども提供する。

フードメニューは、契約農家直送のコシヒカリを釜炊きして握ったおにぎりに、北海道から取り寄せたシジミ汁と手作りおかずが付いた「おにぎりセット」(890円)や、国産野菜を使い、じっくり煮込んだ「オリジナルドライカレー」(1,200円)などを用意。おにぎりセットのおにぎりは季節ごとに変わる数種類の味から選ぶ。

 店主の麻生民子さんは川越出身。生まれ育った川越でいつか喫茶店を経営したいとの思いから、川越市の創業支援事業を利用。同事業に参画する川越商工会議所が事業計画などをアドバイスし、実践型開業プログラム「カフェの学校 in りそなコエドテラス」、経営課題解決セミナー「繁盛店の作り方」を受講するなど、開業に向け準備を進めた。その後、連雀町の商店街に「理想的な」空き店舗を見つけて開業を決意。同じく同事業に参画する埼玉りそな銀行川越支店と日本政策金融公庫川越支店が協調融資で資金面を支援した。

 麻生さんは「初めは道行く人が看板を見て、通り過ぎるばかりだったが、1カ月が経過すると人が集うようになった。『気になっていたので来てみた』『いつも通りすがりに見ていた』などと声をかけられ、少しずつ地元の方に受け入れられているのを感じている」と話す。「皆さんの笑顔を見る度に提供する飲食の一つ一つを丁寧に作ることの大切さを実感している。次に来店するのを楽しみにしてもらうため、充実したメニューにしなければ」と続ける。「一人でも行きやすい、ゆったり落ち着いた空間を提供している。北海道直送素材、地元野菜を使ったこだわりの食事とオリジナル焙煎(ばいせん)コーヒーを用意しているので、ぜひ来店いただければ」と呼びかける。

 営業時間は11時~16時。

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