ボタン創作を続けるクラフト作家たちによる作品展「ボタン研究所ツアー2015」が現在、新河岸駅前の「おすし雑貨研究所」(川越市砂)で展示販売されている。
創作ボタンは小さい物に作家独自の表現や技法を込めることができることから世界中の作家が手掛けており、コレクターも多い。ボタン研究所は全国のクラフト作家がボタンにこだわった作品を創作するプロジェクトで、2010年から活動。作家は「研究員」と呼び、北海道から沖縄県まで全国で活躍する作家が約30人参加している。
研究員の一人、函館市在住の石川久美子さんは「『使う予定がなくても気に入ったボタンがあると買っておきたくなる』という話が始まりだったと思う。小さなボタンの作品をきっかけに作家のことを知ってもらえるとうれしい」と話す。
「ボタン研究所ツアー2015」は全国の雑貨店やギャラリーを回る展示販売の企画で、昨年9月に函館から始まり宇都宮、盛岡、秋田などを巡回する。首都圏の会場はアイロンビーズ作家・小野寺唯美さんが経営する「おすし雑貨研究所」のみ。
展示されている作品は陶器、革、ガラスなどを用いた手作りのもので、全てが一品もの。小野寺さんは「先日、ボタンの取れたコートを着て来店され、購入したボタンをその場で着けて帰られたお客さんもいらっしゃった。とても素敵だった」と話す。
営業時間は12時~19時(土曜は16時まで)。日曜・月曜定休。1月28日まで