川越市で8月1日から、「川越まちゼミ」が開講される。主催は川越商工会議所、川越まちゼミの会。
「得する街のゼミナール」略して「まちゼミ」は、現在、全国約400の地域に広がりを見せている地域活性化事業。「川越まちゼミ」は、川越市内で経営する企業や店舗のスタッフが講師となり、専門店ならではの知識や情報、コツを無料(材料費は別途)で受講者に伝える少人数のゼミ。今年の夏で11回目を迎える。
今回のテーマは「つながり」。大人向けの実用的なものから子どもが楽しめるものまで、専門家・専門店の特色を生かした109の講座を用意する。
講座は「知る学ぶ」「備える蓄える」「飲食料理」「作る」「健康」「きれい」の6つにジャンル分かれる。「知る学ぶ」ではパソコン、法律、言語、家、音楽などのエキスパートから、日常生活に役立つ専門知識を学ぶことができる。「備える蓄える」は、金融や保険のプロから資産運用や貯蓄について学ぶ。「飲食料理」は、甘味処や喫茶店などで、スイーツを作ったり上手な紅茶の入れ方を学んだりする。「作る」は工房や文具店、手芸店などで、専門家指導の下、作品制作を楽しむ。「健康」はクリニック、整体院、ダンススタジオなどが開く講座で、エクササイズで体を動かしたり、正しい体のケアを学んだりする。「きれい」はエステサロン、ネイルサロンなどで、メーキャップなど美容に関して学ぶ。
今年は新たに、コーヒー専門店による「おいしいコーヒーの入れ方」や、オリジナルコースターを作る「鎌倉彫体験教室」など22の講座が加わる。「探偵によるパートナーのチェックポイント」「赤ちゃんが眠れる抱っこの仕方、教えます」など、ユニークな講座も加わり、多彩な分野の広がりを見せている。夏休みということもあり、プログラミング、英語などの教室や、工芸・手芸体験などの子どもが参加できる講座も多い。
川越まちゼミの会では、まちゼミの内容や予約方法が載ったチラシ・ポスターを用意している。チラシは市内の小学校で配布するほか、市内公共施設、開催店に置く。受講者には、特典記載のある店でサービスを受けられる「まちゼミサービスカード」を配布。担当者は「まちゼミサービスカードのスタンプを5個集めて商工会議所へ持ってくれば、景品がもらえるスタンプラリーも行う。ぜひ多くの方に参加してもらえれば」と呼び掛ける。
申し込みは7月19日から、電話、メールなどで受け付ける。