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川越の保護猫カフェ「ねこかつ」 犬猫譲渡会、定期開催へ

保護猫カフェ「ねこかつ」で里親を待つ猫

保護猫カフェ「ねこかつ」で里親を待つ猫

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 川越市の保護猫カフェ「ねこかつ」(川越市新富町1)が11月15日、小江戸蔵里(川越市新富町1)で犬猫譲渡会を開いた。

譲渡会で里親を待つ犬

 捨てられる、東日本大震災で飼い主を失うなどした犬猫や、殺処分される予定だった犬猫をボランティアが引き取り、新たな里親と結び付けるイベント。小江戸蔵里での犬猫譲渡会は今年の7月から行われており、現在では月2回行われている。今回はNPO法人「Wonderful Dogs」や、福島のNPO法人「SORAアニマルシェルター」などが中心となって保護犬猫の里親探しを行った。同イベントでは保護犬猫の里親探しだけでなく、犬猫の保護をしている各団体の広報活動や募金活動も行っている。

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 「日本では年間13万頭近くの犬猫が殺処分をされている。これは行政が把握している数字なので、ペットショップや流通過程で殺処分をされている犬猫はこの数字をはるかに上回っている」と、小江戸蔵里での犬猫譲渡会を主催している「保護猫カフェ ねこかつ」の代表、梅田達也さんは話す。「日本では野良犬は見かけることが少なくなったが、野良猫はこの川越にもたくさんいる。何とかして地元の猫を救いたいと思った」と語る。

 現在梅田さんは飼い主のいない猫を「保護猫カフェ ねこかつ」で保護している。「ねこかつ」では通常の猫カフェと同様に時間ごとの利用料金を支払い、猫たちと触れ合うことができる。「ねこかつ」内で気に入った猫がいれば、譲渡の手続きをすることができる。譲渡してほしい猫がいた場合、1~2週間のトライアル飼育期間を経て里親や新しい環境と猫の相性を見て、問題がなければ譲渡に至る。

 梅田さんはTNR(Trap Neuter Return)と呼ばれる、野良猫に不妊手術を受けさせるボランティア活動も行っている。TNRとは野良猫を捕獲し、不妊手術を受けさせてから元の場所に返す活動。「猫は交尾をすると必ず排卵をするため、妊娠の確立が非常に高い。つがいの猫を放っておくと年間で30~50匹の子供を産むため、地域でふん尿や鳴き声の問題が起こってしまう。世の中猫が好きな人ばかりではないので虐待問題も起こるし、食べ物がなければせっかく生まれた子猫も餓死してしまう。不幸に命を落とす猫を減らしたいという思いがある」と話す。

 かつてはサラリーマンをしながら週末にTNRのボランティア活動を行っていたが、仕事をしながらできることには限界があると感じた梅田さんは、2013年の3月に「保護猫カフェ ねこかつ」をオープンした。「保護猫カフェが成功しているビジネスモデルは非常に少なく、周囲の反対もあった。それでも猫を救いたい気持ちが勝っていたので、この保護猫カフェをオープンした」と話す。梅田さんは保護猫カフェの運営の合間をぬってTNRの活動や、月に2回福島へ行き飼い主のいない猫の保護活動を行っている。

 「年間100頭近い猫がこの『ねこかつ』で新たな里親を見つけている。今後も譲渡会を行っていくので、多くの人に私たちの活動を知ってもらえれば」と、梅田さんは話す。

 保護猫カフェねこかつの営業時間は12時~20時。月曜定休。料金は30分600円(1時間1,000円)、中学生以下半額。

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