川越の料亭「山屋」(川越市幸町)で2月8日・9日、囲碁の第41期棋聖戦第3局が行われる。
同市での棋聖戦開催は今回で2度目。2016年に史上初の七冠を達成した井山裕太棋聖に河野臨九段が挑む。井上棋聖にとって5連覇と名誉棋聖の称号が懸かる同棋聖戦。7番勝負のうち2局を終え、1勝1敗で第3局を迎える。
対局1日目には、同会場で「プロ棋士による指導碁」を開催。2日目には酒井真樹八段が解説、大澤奈留美四段が聞き手となって「大盤解説会」も実施する。
対局前日の7日には、関連イベントとして氷川会館(宮下町2)で「前夜祭&igoトーク」を開催。囲碁インストラクターの大澤摩耶さんが司会を務め、小川誠子六段と木谷正道さんによる対談や、対局者歓迎セレモニー、立食パーティーを行う。
井山棋聖と河野九段のほか、張栩九段、淡路修三九段、山城宏九段、酒井八段、木部夏生二段ら多数のプロ棋士や囲碁愛好家が来場し、参加者と懇談や記念撮影などを行う。「川越祭りばやし」の演奏や、川越で囲碁を習う子どもたちも登場予定。
川越igoまち倶楽部(くらぶ)事務局の担当者は「川越は年間660万人の観光客が訪れる埼玉屈指の観光地。蔵造りの町並み、川越城本丸御殿、喜多院など、見どころも多くある。観光も兼ねて、この機会に多くの皆さまに川越と前夜祭・棋聖戦を楽しんでほしい」と話す。
「プロ棋士による指導碁」の開催時間は13時30分~14時50分、15時10分~16時30分。参加費は3,000円、定員は各回20人。「大盤解説会」の開催時間は14時~18時。参加費は1,500円、定員は100人。「前夜祭&igoトーク」の開催時間は17時~20時。参加費は8,000円、定員は100人。全て1月31日までに申し込みが必要で、応募者多数の場合は抽選。申し込みは電話またはファクス(FAX 049-245-3439)、川越igoまち倶楽部のホームページで受け付ける。