
10月18日・19日に行われる川越まつりに向けて現在、「りそな コエドテラス」が食事を楽しみながら観覧できるプランを予約販売している。
りそな コエドテラスは、埼玉りそな銀行の前身銀行の一つである旧第八十五銀行本店として、1918(大正7)年に現在の場所へ移転新築され、1996(平成8)年に国の登録有形文化財として埼玉県で第1号の登録を受けた歴史ある建物。老朽化に伴い2020年6月に支店としての営業を終えたが、修繕工事を経て今年5月15日、商業施設としてオープンした。
同施設では、産業創出や川越・埼玉ブランドの発信に貢献を目的に、地域の企業と連携し、新たな産業の創出や起業家の育成に向けてコワーキングスペースやチャレンジショップなどを開設。併せて、地域の食材を扱うカフェやレストラン、特産品などを通じて川越や埼玉のブランドを発信している。
同施設オープン後初となる今秋の「川越まつり」を眺めながら食事を楽しめる観覧席を用意。埼玉県のブランド牛「武州和牛」をはじめ、限定のイタリアンビュッフェとソムリエがセレクトしたワインやお酒を提供するフリードリンク付きの観覧席。2階テラス席(6席)は、応募の中から抽選、1階・2階の店内席、1階テラス席は、予約順での用意となる。
各席からは、「川越まつり」の醍醐味(だいごみ)である山車巡行を間近で楽しめる。併せて、第15回全国イタリア料理コンクール「グラン・コンコルソ・ディ・クチーナ 2024」で優勝した門平光正さんが、埼玉県産食材を活用した料理を提供する。
同施設の森直人館長は「今年も地域と一体となった観光地の高付加価値化への挑戦を目的として、川越まつりを鑑賞できる観覧席を企画した。人混みを避け、蔵の町並みを一望できるテラスや店内でぜいたくに川越まつりを楽しんでいただければ」と話す。
観覧席は屋外席・屋内席から選ぶことができ、2階テラス席(屋外)、2階頭取室(屋内)、1階テラス席(屋外)、1階フロア(屋内)席の4種類を用意。価格は 3万3,000 円~。 座席やプランにより異なる。