川越市内に本社を置くIT企業「CGコミュニケーションズ(川越市新宿町1)が1月20日、埼玉大学(さいたま市桜区)で3Dプリンターの技術説明、基礎解説を行った。
3Dプリンターの販売や翻訳サービスを主に手掛ける同社。現在は英国CEL Technology社製3DプリンターをRoboxの正規代理店として輸入販売している。産業界のみならず医療や教育機関などからのニーズが高まっている3Dプリンターを通じて「日本のものづくりをサポートする」という目標を掲げ、昨年は幕張メッセで行われた「CEATEC JAPAN 2015」にも出展している。
今回の3Dプリンター基礎研修会は同大がさいたま市と連携して、市内のものづくり企業の人材育成支援を目的とし開いたもの。2015年度は三次元CAD基礎学習会や3Dプリンターを用いた立体造形の実体験と機能シミュレーション研修を行った。当日は同社が販売する英国CEL社製3Dプリンター「Robox」の機能説明やデモンストレーション、印刷素材の解説、モデリング実演などを行った。
同大研究機構オープンイノベーションセンターの丹保仁志さんは「3Dプリンターの導入を迷っている中小企業の方々に、プリンターの特性や用途について知ってもらえるきっかけになれば」と話す。