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川越・最明寺でSDGsを学ぶワークショップ ゲームを通して解決法考える

ワークショップのイメージ

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 川越の最明寺(川越市小ケ谷 )で 9月27日、お寺でSDGsを楽しく学ぶワークショップ「SDGs de 地方創生ゲーム体験会」が開催される。開催は今回が初。副住職の千田明寛さんと狭山市市議会議員の笹本英輔さんが主催する。

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 SDGsとは、2015年9月に国連サミットで採択された2030年までに達成するべき持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)を指す。貧困や教育、ジェンダー、環境問題、平和などの17のゴールを設定しており、さまざまな企業・団体がSDGsの推進・取り組みを進めている。コロナ禍で社会生活が一変し、SDGsが掲げる教育・貧困・労働問題など、あらゆる分野において負担が生じているが、「ウィズコロナ」の時代となった今、今後もその状態が続いていく。ダイバーシティや持続可能な開発目標として今まで提言していた政策も、この状況に合わせて改めて考え直す必要がある。

 今回のワークショップでは、職業が書かれたカードを使い自分がその職業になったつもりで自分の目標を達成しつつ、街の暮らしやすさを向上させる「SDGsの考え方によるまちづくりを体験できる」ゲームに挑戦。ゲームを通して、さまざまな問題をどう解決していくべきかを考える。「SDGsの考え方の根底にあるのは、誰一人残さずに世界を良くしていくこと」と千田さんは話す。「仏教の教えにも、地域のために困っている人の力になる利他の精神がある。寺院が多い川越であれば、お寺で開催する意義がある」とも。「普段忙しい日常を過ごしていると、自分と全く違う分野で起こっている問題には目が行かないこともある。地球規模で考えた時に身の回りにはさまざまな問題が存在する。グローバルな視野を持ちながらも、ローカルな視点で物事を考える。SDGsを学ぶことで、この両方の見方を学べ、日常生活の中でも生かせることがあるはず」と千田さん。「コロナ禍において社会が分断された今だからこそ、学生や主婦、さまざまな職業に従事する地域の皆さんと、自分たちに何ができるのかを『お寺』で議論したい。ぜひ気軽に参加してほしい」とも。

 開催時間は15時~18時。参加無料。コロナウイルス感染症対策として消毒、換気、仕切りを設けるなどの対策をして開く。

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