川越の小江戸蔵里(川越市新富町1)で1月28日・29日、「世界遺産和紙イベント」が開かれる。
ユネスコ無形文化遺産に登録されている石州半紙(島根県浜田市)、本美濃紙(岐阜県美濃市)、細川紙(埼玉県小川町・東秩父村)の3紙連携事業の一環として行う同イベント。手すき和紙技術で作られた製品をはじめ、各紙産地が手掛ける紙・紙製品の販路拡大と、観光PRを目的に開催する。
当日は高級和紙の展示販売のほか、3紙以外の和紙を使ったリーズナブルな和紙製品も販売。埼玉県小川町から手すき和紙職人らが来場し、体験イベントも行う。
両日共、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された「川越氷川祭の山車行事」(通称・川越まつり)の江戸型山車がイベントを盛り上げる予定。
小川町にぎわい創出課の担当者は「ユネスコ無形文化遺産3紙が一度に展示されるのは貴重な機会。見るだけでも価値があるので、ぜひ来場していただきたい。高価な紙製品もあるが、しおりや折り紙など手に取りやすい商品も販売するので、気に入ったものを見つけていただければ」と話す。
開催時間は10時~16時。