見る・遊ぶ

川越出身ピアニスト・山田隆広さんがピアノリサイタル ウェスタ川越で

ピアニスト・作曲家の山田隆広さん

ピアニスト・作曲家の山田隆広さん

  • 0

  •  

 川越市の「ウェスタ川越」(川越市新宿町1)リハーサル室で9月4日、ピアニスト山田隆広さんのピアノリサイタルが開かれる。

[広告]

 山田さんは川越市出身の作曲家・ピアニスト。県立川越高校卒業後、国立音楽大学アドヴァンストピアノコースを修了した。レストランやバーのピアニストとして下積み時代を過ごし、アーティストへの楽曲提供、CM楽曲制作など作曲家としての活動を行ってきた。

 現在、市内でコンサートサロンと音楽教室を開設し、生徒の育成やコンサートプロデュースに力を注いでいる。音楽教室は大人の生徒も多く、ピアノ講師やセミプロの生徒もいるという。「20代のころはロックやポップスなどジャンルに関しても内容に関しても、いろいろな仕事を引き受けていたので自分のやりたい楽曲に向き合う時間がなかなか取れなかった。今はこうして自分のやりたい楽曲を演奏し、生徒の成長に寄り添えるのがやりがい」と山田さん。「長い時間をかけて練習を重ねて努力し、発表会を終えた後の生徒の笑顔やお客さんの笑顔、そうした全体的な雰囲気・一体感を感じる瞬間が一番やりがいを感じる」とも。

 今回のリサイタルを開くきっかけになった理由の一つが、同ホールのオープンだったという。「今まで川越にはプロの音楽家が使いたいと思う音楽ホールが少なかったが、昨年ウェスタ川越という音にこだわった大きなホールができ、状況が変わったと感じる」という。「今回のリサイタルを行うのも、川越がもっと音楽的に発展していくきっかけづくりをしたいと思ったから。自分のリサイタルをきっかけに、『今度は別の音楽家のコンサートに行ってみようかな』と市民の皆さんに思っていただけたなら本望」

 リサイタルの第1部は「お話し付きレクチャーコンサート」として、ショパンの楽曲を披露する。「クラシック音楽は敷居が高いというイメージを持たれている方も多いと思うが、実際はそんなことはなく、誰でも楽しめる音楽。歌舞伎などと同じで、鑑賞する前に少しの知識があればよりよく曲の魅力を知ることができ、絶対に楽しめると思う」と山田さん。「第1部のレクチャーコンサートでは拍手のタイミングなどの基礎的なことから曲のできた背景などを、お子さまでも理解できるようにお話しするので、音楽に興味を持っているお子さまにも来ていただければ」

 第2部はコンチェルトリサイタルを行い、ショパンのピアノ協奏曲と、山田さん自身が作曲を行った楽曲「ピアノ協奏曲嬰へ短調作品5」を演奏する。

 「私自身、小学生の時に一度ピアノを弾くのを止め、バンド活動をするなど高校3年生までピアノのブランク期間があったが、高校3年生のときにベートーベンのCDを聞きクラシック音楽に衝撃を受け、プロになることを目指したという背景がある。このコンサートにいらしていただいたからには、『ピアノってここまでできるのか』という革命を皆さまの中に巻き起こしたいと思うので足を運んでいただければ」と呼び掛ける。「残数が少ないので、お早めに申し込んでいただきたい」とも。

 15時開演。チケット料金は一般=2,000円、学生=1,500円。全席自由。6歳以上の演奏中静かに過ごせる子どもは学生券で入場可。チケットはウェスタ川越窓口販売、もしくはメール・電話で受け付ける。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース