西武鉄道本川越駅で12月4日、「プリンスアイスワールド(PIW)」出演メンバーによるグリーティングイベントが行われた。川越市出身の浅見琴葉さんも参加し、地域住民や利用客との交流を楽しんだ。
PIWは1978(昭和53)年に始まった、歴史のあるアイススケートショー。2026年1月9日~12日にダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市)で開かれる東京公演に合わせ、より身近にフィギュアスケートに触れてもらおうと同イベントが企画された。
当日は、本川越駅の改札外でメンバー紹介、オリジナル名刺の配布、フォトタイムを行い、親子連れや学生、観光客の姿も多く見られた。その後、ホームに移動し、停車中の特急レッドアロー号を背景に記念撮影を行った。
女性ラインキャプテンの松永幸貴恵さんは「名刺を配るのは初めてで緊張したが、たくさんの方に来てもらえてうれしかった」と振り返る。川越市出身の浅見琴葉さんは、地元での開催に、「小江戸川越で生まれ育ったので、多くの方に来ていただけてうれしい。自分の写真入り名刺をお渡しするのは初めての経験だった」と笑顔を見せた。「川越は全ての時代を感じられる街並みが魅力。お祭りの盛り上がりも含め、まだ訪れたことのない方にも、ぜひ来てほしい」と呼びかける。
男性ラインキャプテンの小林宏一さんは「こうした形のイベントは初めてで楽しかった。多くのお客さまやファンの方に名刺を渡すことができた」と話す。「東伏見のリンクには10歳の頃から練習で通っている。毎年東京公演を続けられるのは感慨深い」と思いを述べた。
西武鉄道の貝田雅尭課長補佐は「期間中は東伏見駅に特急列車が止まるため、より便利に公演を楽しんでいただける。西武グループのリソースを最大限生かし、アイスショーを身近に感じてもらえる取り組みを続けたい」と話す。