
作曲家・三枝成彰さんと3人のソリストによる「愛と平和の祈りを込めたチャリティーコンサート」が10月6日、ウェスタ川越(川越市新宿町1)で開催された。翌7日は、川越市立東中学校(小中居)で三枝さんによる音楽授業が行われた。
主催する明治安田は2009(平成21)年より年4回、「愛と平和の祈りを込めたチャリティーコンサート」を開催。今回は文化庁、埼玉県、川越市後援の下、川越市での開催となった。
同コンサートは、子どもの健全育成や環境保全など、持続可能で希望に満ちた豊かな社会づくりに貢献する活動「未来世代応援活動」として推進する取り組みの一つ。
三枝さんによる楽曲解説、ソリストの笛田博昭さん、村松稔之さん、河野紘子さんよる楽曲の演奏、三枝さんとソリストのトークも。コンサート会場ではチャリティー募金を呼びかけ、川越市社会福祉協議会へ寄付する。
7日は、川越市立東中学校で三枝さんが音楽授業「未来を奏でる教室」を行った。三枝さんはピアノを弾きながら、さまざまな楽曲を題材に、楽譜の大切さや和音の仕組み、音楽におけるメッセージの重要性を説明。授業の最後の質疑応答では、三枝さんから進路に迷う生徒へ「努力をし続ければ何でもできる」と熱いメッセージを送った。
明治安田川越支社長の鈴木崇生さんは「私たちは、『ひとに健康を、まちに元気を。』を合言葉に、お客さまや地域の皆さまの健康づくりをサポートすることに加えて、地域に根差したさまざまな取り組みの実践を通じて、地域社会が抱える課題を解決していくことを目指している。当コンサートや音楽授業も、こうした取り組みの一つである『未来世代応援活動』の一環で、川越の子どもたちの情操教育に役立ちたいという思いから開催した。今後もスポーツ・文化・地域の交流を通じた健全育成に寄与できるよう、『未来世代応援活動』を推進していく」と話す。