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川越で「プラスハートアクション」の特別企画 限定花手水やコンテストも

(左から)フラワーアーティストの中尾景子さん、埼玉県ヘルプマーク普及大使の大谷美子さん、最明寺副住職の千田明寛さん

(左から)フラワーアーティストの中尾景子さん、埼玉県ヘルプマーク普及大使の大谷美子さん、最明寺副住職の千田明寛さん

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 川越のホームページ制作会社「GIV(ジーアイブイ)」(川越市脇田本町)が8月1日、「プラスハートアクション」の特別企画を始めた。

2025年ハートの日、プラスハートアクションの取り組み

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 プラスハートアクションは、困っている人をサポートしたいという意思表示として青いハートを身に着け、助け合える社会を目指した運動。同社取締役で、自身も繊維筋痛症という病気を抱え、埼玉県ヘルプマーク普及大使としても活動する大谷美子さんが、同アクションを広める活動に取り組み、賛同する最明寺(小ヶ谷町)や周辺地域の人々と毎年、同アクションの記念日でもある「ハートの日」の8月10日に合わせて、さまざまなコラボ企画を展開する。

 今年初の試みとして、Xとインスタグラムで「ブルーハートコンテスト2025」を展開。青いハートをテーマにした写真やイラストを、困っている人にできることや、実際にできた行動を添えてハッシュタグ「#ブルーハートコンテスト2025」を付けて投稿。選ばれた投稿には賞品を贈る。

 最明寺では今年も絵馬掛所で青いハートの花手水を展示。青いバラでハートをかたどり、白いトルコキキョウやバラで囲うように生けた。道心殿斎場の入り口付近では、噴水のオブジェにも青いハートの花手水を展示するほか、赤いミニバラとカーネーションに白いバラでヘルプマークをイメージした花手水も同時に展示する。他にも、限定500枚で繊細なカットが施された青いハート型の切り絵御朱印の授与も行う。最明寺副住職の千田明寛さんは「今年も切り絵御朱印や花手水で引き続き啓発活動を続けている。楽しんでいただきながら、活動について知っていただければ」と呼びかける。花手水をデザインしたフラワーアーティストの中尾景子さんは「メッセージを込めて作った花手水を通して、心がほぐれるような優しい気持ちが広がることを願っている」と話す。

 川越で子ども食堂などの活動も行うかぎ針編みアーティストの「BupiBupi(ブピブピ)」さんも、イベントなどで同アクションを広めている。自身のユーチューブやインスタグラムでフォロワーに編み物ボランティアを呼びかけ、賛同した人と青いハートのキーホルダーやヘアゴムを制作。同寺院で販売し、売り上げは子ども食堂の「こそだて びより」の運営費に充てる。BupiBupiさんは「『空気を読む』『気持ちを察する』気遣いや配慮の文化が根強い日本。困った時には遠慮せず人に頼め、『助けて』が言いやすい社会になれば」と話す。

 GIVの大谷さんは「地域の皆さまの『誰かの心に寄り添いたい』という思いの強さに感動している。皆さまの協力あって実現できることなので感謝しかない」と話す。

 花手水の展示は8月8日まで。ブルーハートコンテストは8月31日まで。

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