
上福岡の日本茶専門店「松澤園」(ふじみ野市上福岡1)が8月2日・3日の2日間、「第71回上福岡七夕まつり」に合わせ、地域とつながるお茶のイベントを開催する。
両日、日本茶文化の魅力を多世代に伝えることを目的に、大学や地域店舗と連携した3つの企画を展開する。
1つ目は「ざっくざく! ラスクリーム茶パフェ」(600円)の販売。女子栄養大学(坂戸市千代田3)の平口ゼミと上福岡のサンドイッチ専門店「Latteサンドイッチ」(ふじみ野市上福岡1)との共同開発メニューで、2日、60食限定で販売。収益の一部はふじみ野市に寄付する。
2つ目は、文京学院大学(ふじみ野市亀久保)の学生団体「ブレーメンズ」プロデュースによる「お茶屋のこども店長」企画。子どもたちが実際に日本茶専門店の接客や販売を体験し、多世代との交流と働くことの楽しさを学ぶ機会を提供する。
3つ目は、ふじみ野市内の幼稚園・保育園児を対象にした無料お茶体験。冷やし抹茶や煎茶、桃の煎茶など5種類のお茶を「五感で」楽しんでもらう。
松澤園は1938(昭和13)年創業。今年で87年目を迎え、3代目の松澤康之さんが「お茶で世界に彩りを」をビジョンに掲げ、地域との新しい関係づくりに取り組んでいる。今回のイベントもその一環で、地域の伝統とお茶文化を次世代につなぐための新しい試み。「お茶は楽しいなと思っていただける企画を、これからもどんどん発信していく。今回のイベントに興味のある方、今後何かしらのつながりを創出していきたい方、ぜひ気軽に連絡いただければ」と話す。
「お茶屋のこども店長」の開催は3日13時~17時(最終受け付け16時)。参加費500円。インスタグラムのDMで事前の申し込みが必要。幼稚園・保育園児向けの無料お茶体験は両日11時~14時。各日先着20人。配布したチケットを店頭で提示することで参加できる。