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川越で「小江戸川越お芋フェス」 名物サツマイモずくめの2日間

注文後にキャラメリゼした焼き芋ブリュレなどを提供した「COEDO HACHI」

注文後にキャラメリゼした焼き芋ブリュレなどを提供した「COEDO HACHI」

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 川越市内外から農家・飲食店・菓子店などが出店する「小江戸川越お芋フェスティバル」が11月23日・24日、ウエスタ川越交流広場とウニクス川越(以上、川越市新宿町)で開催され、大勢の人でにぎわった。

小江戸川越お芋フェス2024 

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 青空が広がった週末、会場では焼き芋用の大きなつぼや焼き網を並べたあちこちのテントから、時折白い煙が上がった。さまざまな品種の焼き芋をその場で食べ比べたり、スーパーなどでは目にする機会の少ない種類の生のサツマイモを、店の人に特徴を聞きながら選んだりする人の姿も見られた。どら焼きや汁粉などの和菓子から、スイートポテトやケーキなどの洋菓子、おむすびやポタージュなどの総菜まで、全店がサツマイモを使ったメニューを用意。普段店では販売しないメニューをイベント限定メニューとして用意する店もあった。

 一番街の焼き芋専門店「COEDO HACHI(小江戸焼き芋はち)」は、焼き芋、焼き芋ラテ、芋チップス、焼き芋ブリュレなどを販売。温度と湿度を管理した地下3メートルの蔵で2カ月熟成させたサツマイモを使い、つぼで2時間焼いた焼き芋の上に自家製カスタードクリームをのせ、注文後にバーナーで炙(あぶ)って提供した。

 サツマイモ塩こうじポタージュなどを提供した「結家(むすびや)」は「両日とも大勢の人でにぎわって楽しかった」、サツマイモの豚汁などを提供した「お結びはたけ」は「川越はサツマイモの街だと再認識した」、おいものカレンダー塗り絵ワークショップを行った「新藤慶昌堂」は「サツマイモだけでこれだけの出店数があり圧倒された」と、それぞれ初出店を振り返る。

 主催する「川越Farmer’s Market」イベント担当の石川さんは「今年もサツマイモの収穫時期に合わせてお芋フェスを開催し、2日間、全出店者がサツマイモメニューを提供した。サツマイモは川越の農産物の中でも特に大事で、それを伝え発信するために立ち上げたイベント。来場者には『これぞ川越』という文化を体験してもらえて良かった。同時開催した『みんなのピアノフェスティバル』『トランポリンプレイパーク&初めてバク転体験』も、子どもたちを中心ににぎわった」と振り返る。

 「今年の開催が終わったばかりだが、既に来年の開催日も決定している。『サツマイモの街・川越』をさらに大きくアピールしていきたい」とも。

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